2026年10月の奄美では、島の暮らしに関係する制度の変更から、自然や伝統文化を未来へつなぐ取り組みまで、さまざまな話題がありました🏝️
- 💴 鹿児島県の最低賃金が変わること
- 🎓 島の高校の将来について話し合いが進んでいること
- 🌱 農業を守るための取り組みが続いていること
- 🌿 希少な生きものの保護に成果と新しい課題が見えていること
- 🧵 大島紬などの伝統文化を次の世代につなぐ動き
- 🐋 奄美ならではの観光や新しい地域の挑戦
奄美に住んでいる人にも、これから旅行や移住を考えている人にも、「最近の島ではこんな動きがあったんだな」と感じてもらえるニュースをピックアップしてご紹介します🌺
📅 今回の対象期間について
今回は特別編集として、2026年10月1日〜25日の情報を「10月上旬」としてまとめています。
通常より長い期間を扱っていますので、ご了承ください
🏝️暮らしの話題|働き方や島の将来に関わる変化
💴 鹿児島県の最低賃金が1,090円に
まず、暮らしに直接関係する大切なお知らせです📢
2026年10月25日から、鹿児島県の最低賃金が時給1,090円になりました。

これまでの1,026円から64円の引き上げです。
最低賃金とは、働く人に支払わなければならない賃金の最低額のことです。
奄美大島だけでなく、徳之島、喜界島、沖永良部島、与論島など、鹿児島県内の島々にも適用されます。
パートやアルバイトで働く人はもちろん、スタッフを雇っている飲食店や美容室、宿泊施設などにも関係するニュースですね🏪
💡 暮らしのチェックポイント
✅ 働いている人:10月25日以降の時給を確認
✅ お店の人:給与の設定や求人情報を確認
✅ これから働く人:求人票の時給を確認
最低賃金の計算には対象となる賃金のルールがあります。判断に迷う場合は、鹿児島労働局などの公式情報を確認してください。
🎓 奄美群島の高校の将来について説明会
島の子どもたちの将来に関わる話題もありました。
鹿児島県は、2040年を見据えた「県立高校の将来ビジョン」の素案を公表し、10月に各地で説明会を開きました。

奄美群島では、10月21日に徳之島・沖永良部島・与論島の関係者向け、22日に奄美大島・喜界島の関係者向けの説明会が行われています。
背景にあるのは、子どもの人数の減少や、学び方の変化です。
例えば、遠隔授業を活用して、島の学校でもさまざまな科目を学べるようにすることなどが検討されています💻
ただし、これはまだ「素案」の段階です。特定の学校の統合や廃止が決まったという意味ではありません。
島で子育てをする人や、これから奄美へ移住を考えている人にとっても、今後の動きを知っておきたいテーマですね🌱
🏠 一人暮らしを支える仕組みや地域の本屋さんにも注目
高齢化や人口減少が進むなか、身近な暮らしを支える取り組みもありました。
沖永良部島の和泊町では、身寄りのない人が暮らしの中で困らないようにするため、「身寄り問題などに関する暮らしの手引書」を作成しました。

住まいやお金の管理、亡くなった後の手続きなど、家族だけでは解決しにくい問題について、地域の事業者や支援団体が協力するための資料です。
また、奄美市では介護や高齢者福祉に関する計画の進み具合を確認し、認知症の相談先が十分に知られていないことなども課題として挙がりました。
もう一つ、気になったのは本屋さんの話です📚
2026年3月時点の調査では、書店数は奄美市が3店、大島郡も3店。大島郡では2020年度以降、4店減少していると報じられました。
本屋さんは、本を買うだけでなく、今まで知らなかったことや文化に出会える場所でもあります。
図書館も含め、島で本や情報に触れられる場所をどう残していくか、考えたい話題ですね。
🌱農業の話題|島の作物を守る取り組み
🥒 セグロウリミバエの捕獲数は減少、でも警戒は継続
奄美群島の農業に関わる害虫「セグロウリミバエ」について、新しい調査結果が発表されました。
セグロウリミバエは、ニガウリやメロン、カボチャなどに被害を与えることがある小さなハエの仲間です。
10月7日に報じられた調査結果では、わなで捕獲された数が前回より約35%減少しました。
一方、奄美市ではニガウリやメロンから幼虫が見つかっています。
つまり、捕獲数が減ったからといって、問題が解決したわけではありません⚠️
家庭菜園をしている人にも関係するため、対象となる植物や防除の方法については、鹿児島県や市町村の案内を確認しておきたいですね。
🥔 ジャガイモの輸入をめぐり、島の産地から要望
徳之島と沖永良部島の農業についても、大切な動きがありました。
10月14日、徳之島の3町と沖永良部島の2町などが、米国産の生食用ジャガイモの輸入解禁をめぐり、国会議員や農林水産省に要望を伝えました。
徳之島や沖永良部島は、温暖な気候を生かしたジャガイモの産地です。
地元では、海外からの病害虫の侵入や、産地への影響などを心配する声があります。
ただし、10月14日の報道は輸入解禁に関する協議や要望のニュースであり、「輸入解禁が決定した」という意味ではありません。
🌴 奄美らしいポイント
ニガウリ、カボチャ、ジャガイモなど、島の農作物は地域の食卓だけでなく、生産者の仕事やお店にもつながっています。
普段何気なく食べている島の野菜を、これからも安心して作り続けられることが大切ですね
🌿自然・環境の話題|守ってきた成果と新しい課題
🐦 アマミヤマシギとオオトラツグミ、長年の保護活動が節目に
奄美ならではの自然について、うれしいニュースがありました!
アマミヤマシギとオオトラツグミという希少な野鳥について、国の「保護増殖事業」が2026年6月30日に完了しました。
10月3日には、この節目を記念するシンポジウムが奄美市で開催され、これまでの調査や保護活動が紹介されました。
保護増殖事業とは、数が減ってしまった生きものを守り、安定して生きられる状態を目指す取り組みです。
今回の「完了」は、もう守る必要がなくなったという意味ではありません。
これからは、生きものたちが安定して暮らせる状態を維持し、地域で見守り続けることが大切になります🌳
長い年月をかけた調査や保護の積み重ねが、こうして一つの成果につながったのは、奄美にとって大きな出来事ですね。
🌴 徳之島・金見ソテツトンネルで外来害虫の被害
一方で、心配な自然のニュースもありました。
徳之島の観光名所「金見ソテツトンネル」で、外から入り込んだ害虫「ソテツシロカイガラムシ」による被害が広がっています。
10月16日の報道では、現地のソテツの7〜8割が枯死状態になっていると伝えられました。
ソテツは、徳之島らしい景色をつくる植物の一つです。
観光で訪れる人にとっては美しい景観ですが、島の人たちにとっては昔から身近にある大切な植物でもあります。
希少な鳥の保護では成果が出る一方で、外来生物による新しい被害も続いています。
🌴 奄美らしいポイント
世界自然遺産の島にとって、自然は観光資源であると同時に、地域の暮らしそのものでもあります。
珍しい生きものだけでなく、普段見慣れている植物や森にも目を向けていきたいですね🌿
🎨文化・伝統の話題|次の世代へつなぐ動き
🧵 大島紬の後継者育成と新しい活用に注目
奄美の伝統工芸品「大島紬」に関する話題も、10月は特に目立ちました。
龍郷町では、大島紬の職人を目指す人たちが参加するインターンシップ(職業体験)が行われました。
10月14日からの体験では、県外から訪れた3人が藍染めなどを学び、20日からは大島紬村で5人が機織りや糸の加工などを体験しました。
伝統を守るためには、技術を受け継ぐ人が必要です。
職人を目指して奄美を訪れることが、将来の就職や移住にもつながる可能性があるのは、うれしいですね!
さらに10月22日には、奄美市で「シルクサミット2026 in 奄美」が開催されました。
大島紬だけでなく、シルクを化粧品などに生かす取り組みや、地域資源としての可能性も紹介されています。
また、10月12日の「鹿児島さいこう!企画甲子園」では、大島高校のチームが大島紬を使った絵はがきなどのアイデアを提案し、最優秀賞を受賞しました🎉
職人を育てること、伝統の価値を伝えること、新しい使い方を考えること。
それぞれ違う取り組みですが、「大島紬を未来へつなぎたい」という思いは共通しているように感じます🧵
🏺 徳之島で約1000年前の焼き物の窯跡が見つかる
徳之島の伊仙町では、「カムィヤキ」と呼ばれる焼き物を作っていた新しい窯跡が発見されました。
窯跡が見つかったのは9月27日で、10月9日に現地説明会が開かれました。
カムィヤキは、約1000〜700年前に徳之島で作られていた焼き物です。
作られた器は奄美群島だけでなく、琉球列島や九州南部でも見つかっています。
昔の徳之島が、ほかの島々や地域とつながっていたことを感じさせる発見ですね!
また、加計呂麻島では10月19日に伝統行事「諸鈍シバヤ」が奉納され、子どもたちも参加して地域の文化を受け継ぎました。
大島紬や古い焼き物、集落の伝統行事など、奄美には次の世代へ伝えたい文化がたくさんあります🎨
✈️観光・お出かけ|奄美らしい体験がさらに広がる
🐋 マッコウクジラのスイムツアーが過去最多に
奄美大島の海で、マッコウクジラを観察するツアーが広がっています🐋
奄美クジラ・イルカ協会の10月21日の発表によると、2026年シーズンのマッコウクジラのスイムツアー参加者は、過去最多の約2,600人になりました。
奄美大島の大和村・宇検村沖合に加えて、徳之島の北西海域でもマッコウクジラの滞留が確認されたと報じられています。
マッコウクジラは深い海でイカなどを食べる大型のクジラです。
奄美大島の西側には深い海があり、そうした地形もクジラの生息に関係しています。
奄美の海の魅力を、また一つ知ることができるニュースですね🌊
ただし、ツアーが人気になるほど、クジラへの影響にも気を配る必要があります。
自然の中で暮らす生きものを観察する体験だからこそ、事業者のルールを守り、無理に近づかないことも大切です。
以前の「奄美ぽけっとメモ」でも、ザトウクジラの観光と自然保護について紹介しました。
ザトウクジラとマッコウクジラは別の種類ですが、どちらも「奄美の自然を守りながら楽しむ」という点は共通しています!

🗣️ 奄美の魅力を伝える観光ガイドの育成も
奄美群島では、外国から訪れる旅行者に地域の魅力を伝える「地域通訳案内士」の育成にも取り組んでいます。
10月15日には、資格を取得した人が実際に観光ガイドとして活躍できるよう、研修を進める事業が発表されました。
奄美には、自然だけでなく、食べ物、方言、歴史、伝統行事など、島の人が知っている魅力がたくさんあります🏝️
そうした地域ならではの情報を旅行者へ伝えることは、観光の満足度だけでなく、島で働く機会を広げることにもつながりそうです。
🚢 旅行・帰省を考えている方へ
鹿児島〜奄美群島〜沖縄航路では、2026年11月1日乗船分から、フェリーの割引制度が変わる予定です。
Web予約向けの「ネット割」「ネット早割7」や、対象となる窓口での「島発割」が新設されます。一方、従来の往復割引は10月31日乗船分で終了します。
この変更の発表自体は9月30日ですが、今後の旅行に役立つため補足しました。対象条件や運賃は船会社の公式情報を確認してください
奄美群島をお得にめぐる旅行キャンペーンについては、こちらの記事でも紹介しています✈️

🤖地域の新しい取り組み|AIやエネルギーも少しずつ変化
💻 奄美市で職員向け生成AIの運用が始まる
10月13日、奄美市が庁内向けの生成AI「AMAMI GENAI」を運用し始めたと、構築を担当した企業が発表しました。

生成AIとは、質問に答えたり、文章を作ったり、情報を整理したりすることを手伝う技術です。
今回の仕組みは、外部のインターネットにつながない環境で動かすことが特徴です。
市の職員が資料を探したり、文章を整理したりする業務などへの活用が想定されています。
ただし、これは職員向けの仕組みで、奄美市民が自由に使える新サービスではありません。
AIというと難しく感じるかもしれませんが、まずは身近な仕事を少し便利にする使い方が広がっている、と考えるとわかりやすそうです!
☀️ 沖永良部島・知名町で軽くて曲がる太陽光パネルを実証
沖永良部島の知名町では、10月15日から新しい太陽光発電設備の実証試験が始まりました。
使われるのは、軽くて柔らかい「フレキシブル太陽光パネル」です。
これまでの太陽光パネルは重さや屋根の形によって、設置が難しい場所もありました。
そこで、知名町のテレワークオフィスに新しいパネルを設置し、発電量や設置のしやすさ、島の気候に耐えられるかなどを確認します。
試験期間は2026年10月15日から2028年10月14日までの2年間です。
台風や潮風のある離島での実証結果が、今後のエネルギーの選択肢を考える材料になりそうですね。
ただし、現時点では実証試験の段階で、島内で広く導入されることが決まったわけではありません。
💬ひとこと
今回の奄美のニュースを見ていると、島の暮らしを守りながら、新しいことにも少しずつ挑戦している様子が感じられました!
仕事や学校、農業のように毎日の生活に関係することもあれば、自然や伝統文化のように長い時間をかけて守っていくものもあります。
「最近の奄美では、こんな動きがあったんだな」と、気になったことを一つでも知るきっかけになればうれしいです🏝️🌺
📚今回参考にした記事
本文の作成に使用した公式発表・報道記事をまとめました。各リンクは新しいタブで開きます🔗
🏝️暮らし・教育・地域
鹿児島県の最低賃金について|鹿児島県
URL:https://www.pref.kagoshima.jp/af04/sangyo-rodo/rodo/horei/saiteitingin.html
「県立高校の将来ビジョン」|鹿児島県教育委員会
URL:https://www.pref.kagoshima.jp/ba05/kyoiku-bunka/school/bijyon/1kai.html
和泊町権利擁護推進協|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/23/64595/
高齢者福祉など進捗検証|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/24/64627/
市郡別書店数|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/23/64613/
🌱農業・自然・環境
セグロウリミバエの確認について|鹿児島県
URL:https://www.pref.kagoshima.jp/ag05/sangyo-rodo/nogyo/gizyutu/b-tau.html
セグロ危機 1か月まとめ誘殺数35%減|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/07/64311/
米国生バレイショ輸入解禁で緊急要望|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/14/64406/
アマミヤマシギ及びオオトラツグミ保護増殖事業完了記念シンポジウムの開催について|環境省
URL:https://kyushu.env.go.jp/okinawa/press_00160.html
徳之島の「金見ソテツトンネル」も危機|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/16/64466/
🎨文化・伝統
大島紬の後継者育成に向け職業体験|MBC NEWS DIG
URL:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbc/3012111
大島紬の伝統つなげ!|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/21/64551/
奄美市でシルクサミット|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/22/64579/
「鹿児島さいこう!企画甲子園」高校生たちが企画プレゼン|KYT鹿児島読売テレビ
URL:https://news.livedoor.com/article/detail/32548601/
新規の窯跡発見|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/09/64343/
クガツクンチ「諸鈍シバヤ」|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/19/64506/
✈️観光・交通
マッコウスイム過去最多2600人|奄美新聞
URL:https://amamishimbun.co.jp/2026/10/22/64569/
奄美群島地域通訳案内士育成事業を受託|みらいワークス
URL:https://mirai-works.co.jp/news/news15301/
運賃割引制度の変更について|マリックスライン
URL:https://marixline.com/news/news6837-2/
🤖行政・新しい技術
奄美市が庁内生成AI「AMAMI GENAI」を構築・運用開始|川口弘行合同会社
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000068645.html
奄美市における生成AI庁内利用のガイドライン|奄美市
URL:https://www.city.amami.lg.jp/shosui/ict/generativeai.html
フレキシブル太陽光発電設備の稼働実証試験に関する協定|知名町
URL:https://www.town.china.lg.jp/soshiki/1002/11/2/1/3315.html
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